小説作法・直木三十五(2)

直木三十五 ブログ

小説作法(2)

2.興味を中心とする

三十五の作法において
「興味を中心とする」
ことが重要な要素です。

読者が物語に引き込まれ、
飽きずに読み続けられ、
常に興味深い展開を
提供することを求めていました。

具体的には、
次々に展開する事件や、
キャラクターの魅力的な行動、
対話のリズムなどが、
物語の推進力となります。

この「興味」を維持することが、
物語全体を
価値あるものにする要素として、
物語の構成を練り上げ、
読者を楽しませることが
第一の目標としていました。

表現はリズムのある対話が
物語を前進させ、
キャラクターを生き生きと
させる手段とすることで、
キャラクターの個性や
関係性が明確になり、
また読者の関心を引きつけます。

また、テンポの良い展開は、
物語がだらけず、
緊張感や期待感を
維持することになります。

重要な場面や
驚きの展開を適宜配置し、
読者が次に何が起こるかを
気にかけるべきとしたようです。

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