この唄からの気づきは?「端唄・都都逸」

三味線 文化

端唄(はうた)は、
江戸時代中期から後期にかけて
流行した短い歌で、
庶民の間で人気がありました。
端唄は短く簡潔で、
都都逸の流行に
先行する形で広がっていました。

江戸の庶民の間で広まり、
特に夜の宴席や寄席などで
楽しまれました。

端唄は、
日本の伝統文化や庶民の感情を
反映した重要な文化遺産です。
その簡潔な形式とメロディは、
今でも多くの人々に
愛され続けています。。

代表的な端唄の一つ「春雨」。
幕末、長崎の丸山(花月)にて
小城藩士柴田花守によって
つくられました。

「春雨に しっぽり濡るる鶯の
羽風に匂う 梅が香や
花に戯れ しおらしや
小鳥でさえも 一と筋に
寝ぐら定めぬ 気は一つ」 


都都逸(どどいつ)は
江戸時代末期から明治時代初期にかけて
流行した日本の口説き唄で、
短い形式とリズムが
取りやすい詩形は覚えやすく、
口ずさみやすかったため、
庶民の間で広まりやすかったようです。

代表的な都都逸の一つ「立てば芍薬」。

「立てば芍薬
坐れば牡丹
歩く姿は
百合の花」

都都逸は、
恋愛や人情、別れの切なさを
描写したものが多く、
日本の伝統的な詩歌の一部として
親しまれています。

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